ボリューム設計
まず始めにディスクボリュームの構成を示します。
サーバの補助記憶装置としてハードディスクを1台使用します。 これをパーティションに分割して使用しますが、 基本的にはLVMの構成とします。 「基本的には」という意味はLinuxの制限で /boot をLVM構成に 含めることができないためです。 そこで /boot 用の領域を除き全てをLVM用に割り当てます。
/boot 以外の領域全てを1つのパーティションとし、 これをLVMのPhysical Volumeとします。 この1つのPhysical Volumeを元にVolume Groupを作成します。 Volume Groupから3つのLogical Volumeを切り出して、 それぞれ /(ルート)、swap、ファイルサーバ用の公開領域として使用します。 残りの領域は今後の拡張領域として確保しておきます。
なお、Linuxのシステム領域では /bin , /dev , /etc , /lib , /sbin の 5つは /(ルート) ディレクトリから個別のパーティションとして 切り出すことができません。 その他 /usr や /var については切り出すことが可能ですが、 事前に領域サイズを見積もることが困難であるため ある程度のファイルの増減を柔軟に吸収できるように 全て /(ルート) ディレクトリに含めることとします。 運用上必要性を感じれば後に個別に切り出す方針とします。 ただし前述したとおり /boot はLVMに対応していないことと、 サイズに変動がないことから個別に切り出します。
ファイルシステムにはLinuxで一般的に使用されている ジャーナルファイルシステムのext3を使用します。
領域サイズは以下の表の通りとします。 LVMの機能でボリュームサイズを拡張することができるため あまり大きな余裕は持たせずに通常利用でディスク使用率が 30%程度に収まるよう配慮しています。
| # | マウントポイント | 領域サイズ | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | /boot | 100MB | 使用は4.5MB程度 |
| 2 | / | 8GB(8,192MB) | システム領域 |
| 3 | swap | 4GB(4,096MB) | 実メモリの2倍のサイズ |
| 4 | /data | 100GB | ファイルサーバとして公開 |