FTPサーバ構築
解説
サーバを構築すると、ウェブサイトのデータをサーバへアップロードするなど、
クライアントPCとの間でファイルを転送する必要性が出てきます。
ファイルの転送方法にはいくつかやり方がありますが、
Windowsの基本機能でも利用でき、クライアントツールも充実している
FTPサーバを利用することにします。
FTPサーバはクライアントPCとの間でファイルを双方向に転送する
ためのサービスを提供します。
インストール
FTPサーバに必要なパッケージを1つインストールします。
DVDドライブにCentOS 5のDVD-ROMをセットし、以下のコマンドを実行します。
# cd /media/cdrom/CentOS/
# rpm -ihv vsftpd-2.0.5-10.el5.i386.rpm
Preparing... ########################################### [100%]
1:vsftpd ########################################### [100%]
# cd /
# umount /media/cdrom
設定
ここでは初期状態では無効となっている
ファイルのアスキーモードの転送を許可する設定を行います。
また、FTPサーバはTCP Wrapperによるアクセス制御の対象となりますので、
サーバと同一ネットワーク(イントラネット)内からの
利用のみを許可する設定を追加します。
最後に本来であればあまりお勧めな設定ではないのですが、
初期設定では無効となっているrootユーザでのファイル転送を
許可する設定を行います。必須の設定ではありませんが、
サーバの運用上便利なので設定しています。
(1) FTPサーバの設定
viエディタで設定ファイル(vsftpd.conf)を開き、設定を変更します。
# vi vsftpd.conf
#ascii_upload_enable=YES
#ascii_download_enable=YES
↓変更
ascii_upload_enable=YES ←#を外す
ascii_download_enable=YES ←#を外す
(2) アクセス制御の許可設定
viエディタでアクセス許可の設定ファイル(hosts.allow)を開き、設定を追加します。
# vi hosts.allow
sshd : 192.168.0.
vsftpd : 192.168.0. ←この行を追加
(3) rootユーザのファイル転送許可設定
viエディタで設定ファイル(ftpusers)を開き、設定を変更します。
# vi ftpusers
root
↓変更
#root ←#を付ける
viエディタで設定ファイル(user_list)を開き、設定を変更します。
# vi user_list
root
↓変更
#root ←#を付ける
(4) FTPサーバの起動ランレベル変更
OSの起動に合わせてデーモンを自動起動する設定に変更します。
以上で設定が終了しましたのでrcスクリプトを使用してデーモンを起動します。
Starting vsftpd for vsftpd: [ OK ]
設定ファイル
/etc/hosts.allow
/etc/vsftpd/ftpusers
/etc/vsftpd/user_list
/etc/vsftpd/vsftpd.conf
