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TOYOTA
SPRINTER
MARINO
X Type Extra Package
■はじめに上の写真は、僕の愛車「スプリンター マリノ」です。大学1年(平成8年)の8月に免許を取って、同年の11月に買ってもらいました。 僕のアパートの近くには本屋さえもなく、買い物に行くのに自転車だけでは不自由すぎる、 というのが買ってもらうときの口実でした。
■車を買うまで大学1年の8月に車の免許を取ったのですが、その免許を取りに行くきっかけとなったのは 大学祭の準備から逃れるためでした。普通は大学祭の準備といったら楽しいのでしょうが、 宮崎大学はあまりおもしろくなく、出たくなかったので、自動車学校に通い、 それをいいわけに準備をさぼっていました。免許を取ってからも、車は欲しかったのですが、まぁ当分買うことはないだろうなぁ・・・ と思っていたし、そんなに遠くまで行くことがなかったので、あまり車の必要性がありませんでした。 でもやっぱりみんなが車を持ち始めると、それにつられて自分も欲しくなってきて、 1年の秋休み(10月)に実家に戻ったとき、ついに車を買ってもらえるように 交渉することになりました。両親に言っても「だーめ」と言われて話にならなかったので、 祖父母に言ってみることにしました。すると、思っていたよりもすんなりO.K.を もらい、両親も仕方なくそれに従うというかたちになり、車を探すということになりました。
■車探しこの頃は、車についての知識がほとんどなく、車を決めるポイントとなったのは、 実家(山口県)に車で帰るには、400kmもの道のりを運転しなければならないため、 ギアチェンジが面倒くさくなるだろうから、オートマの方がいいと思ったことと、 人を後部座席に乗せるときに前のシートを倒すのが嫌いだということで、 4ドアの方がいいと思ったことでした。 だから、オートマの4ドア車で、スタイルも好きだし、値段も手頃だということで、 ホンダのシビック フェリオ VTiの白を探していました。 自分でも中古車屋を回っていたし、親にも探してもらっていたんだけれど、 なかなかこの条件に当てはまるシビックが見つからず、困っていたときに、 TAXでこの車を見つけて、気に入ってしまい、親に相談したところ、 「気に入ったのなら買え」といわれたので、この車に決めました。
■車が届くまで・・・ということから、車は宮崎で買ったのですが、親の名義で買うことになったので、 当然車は山口ナンバーになります。そのため、TAXで僕の担当だった「吉田さん」という 男の人が、自費で山口の陸運局まで登録に行ってくれました。 買うときにはいろいろとわがままを言ったのですが、今では本当に感謝しています。
■「マリノ」って?さて、車についてですが「スプリンター」といわれればみんな分かると思いますが、 「マリノ」といわれても知らない人が多いのではないでしょうか?「スプリンター」といっても いろいろと種類があって、「セダン」、「ワゴン」、「トレノ」、「マリノ」、「カリブ」 などがあります。そのうちの一つだと思って下さい。性能的には普通の「スプリンター」と 変わりありません。どうやら2ドアクーペの「トレノ」の4ドアバージョンとして開発されたようです。 バブリーなトヨタの考えそうなことです。
■買ったときには買ったときには、「rugtime」という、安そうな(オートバックスでタイヤ付き4万円ぐらいで 売っていそうな)14インチのホイールに、タイヤはダンロップの「ル・マン」(サイズは185/60) をはいていただけで、後はフルノーマルでした。まぁ、マリノで改造している車なんて、 そんなに多くない(というかほとんど見たことない)のでホイールを変えていただけでも 大したもんだ!ってかんじなのですが・・・。でも、オーディオは、カロッツェリアの カセットデッキ(ただし、古ーーーいやつ)とリアスピーカーがついていたのでよかったです。
■装備充実!(?)ところでこの車、値段の割にはメーカーオプションとして、結構な装備がついていました。 「Extra Package」というからには、それなりの便利なものばかりです。 まずは「キーレスエントリー」。これは夜に車の鍵穴が見にくいときなどには、 大変重宝しています。そして「マルチインフォメーションディスプレイ」は、 時計や日付が出るのはもちろんのこと、半ドアや液(バッテリー液やガソリン)の不足などなど 12項目にわたって、ディスプレイに文字で表示してくれるので助かります。 このあたりは「さすがトヨタ!」といったところなのでしょうか。 それから、今でも謎な装備が2点。まず1つは、「電動シート」で、レバーを押さえるだけで、 ういーーーんと歯医者の椅子のように動きます。こんな装備は、他に(マリノで) ついているのなんて聞いたことないし、今のカタログにも載っていなません。 初期型だけにはオプションとして付いていたのでしょうか? そしてもう1点が内装です。XTypeなのに、なぜかシートもステアリングもGType用のものが 付いていました。これは、オプションとかでは付けられないはずなのですが・・・。 でも、他にも同じ内装のマリノを見たことがあるので、初期型だけはXTypeも この内装だったのかもしれません。
■チューニングについて車を買ったときには、「改造なんてするもんか!金がもったいない!」 なーんて思っていたのですが、親友の車好きに影響されてしまって、 徐々に車を改造したいと思い始めました。元々の考えは「車を改造してもどうせ買い換えれば無駄になるから意味がない」 というものでしたが、これは言い換えると「次の車でも使えるものならば買ってもいい」 となり、だんだんこの考え方に変わってきました。
■チューニングヒストリーなんだかんだで結構車にお金をかけてしまったような気がします。 パーツがラインナップされていないために全然大した改造らしい改造はしていないのですが、 とりあえず紹介しようと思います。
あと、写真には乗っていませんが、最後の頃は、限定車「ブラックマリノ」 のボンネットを流用していました。
■愛車マリノ・・・突然の別れ・・・初めてマリノと出会い、ビビビ!ときてから2年と4ヶ月間・・・。 雨の日も、風の日も、台風の時もいつも一緒でした。 ムシャクシャするときは一緒に海岸を走ったり、 切ないときは一緒に星を眺めたり、 ムカつくシルビアを追っかけたり、 スカイラインにあおられたり、 時には彼女を乗せてドライブをしたり・・・。 いつもいつも一緒でした。 しかし・・・それは、1999年2月19日の23時頃のことでした。 その日はアルバイトで、シーガイアまで行っていました。 バイトが終わったのは夜の11時頃。 テスト週間が終わったすぐ後だということもあり、 睡眠不足で、かなり疲れていました。 僕はすぐに車に乗り、家路へとつきました。 シーガイアを出ると同じような景色が2kmぐらいずっと続く長い直線があります。 その突き当たりはT字路になっていて、いつもなら"止まれ"の標識が赤く点滅しています。 しかしその時は、工事中のためその標識は撤去されていました。 そんなこと知る由もなく、僕はいつものように車を走らせていました。 長い長い直線・・・こんなに長かったかな? 不思議に思っていたそのとき・・・ 突然闇の中から姿を現したのは、いつもの標識ではなく T字路の突き当たりにある縁石でした。 そう思うと同時に、僕は急ブレーキを踏んでいました。 夜の闇に響き渡るブレーキの音。 しかし、車はむなしく前に滑るばかり。 そう思い、僕は思いっきり左へハンドルを切りました。 しかし、滑り初めてからではすでに遅く、車はそのまま真っ直ぐと・・・。 その直後、すごい衝撃とともに縁石へと乗り上げて、 そして、ようやく止まりました。 ・・・ということで、マリノと別れることを決心しました。 |